本当に泣ける映画【邦画編】

映画のこと
本当に泣ける映画の邦画編です。

大ヒット映画といえば洋画を上げる人が多いですが、本当に心響く映画といえば邦画を上げる人も多いのではないでしょうか。

今回、200名以上の方にアンケートをとって、本当に泣ける日本映画を厳選してみました。

悲しい映画から感動する映画まで、ぜひおすすめの映画を視聴して思いっきり泣いてみてください。


君の膵臓をたべたい


君の膵臓をたべたい(2017) : 作品情報 - 映画.com

私が「君の膵臓をたべたい」を見たのは、小説(著者:住野よる)でした。

泣ける小説と話題になっていたのは知っていたのですが、奇抜なタイトルにまず敬遠。

そして、どうせ若者向けの淡い青春小説だろうくらいに思っていたので、なかなか読むことはありませんでした。

しかし、それでも気になってなんとなく手にとった読んだですが、まんまとやられてしまいました。

内容としては読みやすく若者が好む文体ではあったのですが、そのストーリーにいい歳した私がグイグイ引き込まれ、そしてこの小説のファンになりました。

その結果、映画まで見に行ったのですが、小説に負けず劣らずやっぱり泣いちゃいました。

小説が映像化さると、余計なサブストーリーが加えられたり、小説にない"味"を加えようとして、返ってがっかりすることが多いというのが私の印象ですが、「君の膵臓をたべたい」は、映画も同様に楽しむことができました。

そして、2017年に公開されたばかりということもあり、アンケートでも泣けると書いた人がもっとも多かった作品です。

もし、若者向けと考えて敬遠している方がいらっしゃいましたら、期待しないで見てみたら私のように泣かされてしまうかも。

また、不治の病にかかった女子高生「桜良」を演じるのは、浜辺美波さんというこれから大活躍が期待されている10代の女優さんです。

本作で第41回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞しており、その演技力にも注目が集まっています。

日常を目一杯楽しむ彼女の姿をみることで、その後のせつないラストにつながっていきます。

あらすじ



地味で学校のクラスでも日陰な存在の「僕」。

そんな「僕」は、ひょんなことからクラスで太陽のような存在の桜良の秘密を知る。それは、彼女がもうすぐ死んでしまうということ。

人に無関心な「僕」は、桜良に同情することなく彼女が死ぬことを意に介さない様子に桜良は居心地のよさと嬉しさを感じる。

そんな2人の関係が桜良の死がどんどん迫るにつれて少しずつ変化していく・・・

泣けるポイント(アンケートより)


桜良が「ぼく」に会いに行くとき、とても笑顔で楽しそうで、
これから ぶつかり合いながらも心を通わせた2人の 温かいデートの様子が見れるのだと
ニヤニヤしていたところ・・・。その瞬間、涙が出てきました。
人生は何が起こるかわからない、と今までわかっていたつもりだったけれどこの映画を見て、心底そう感じました。
ただ、悲しみだけでなく、彼女の「ぼく」に残した最後のメッセージに温かみも感じ、さらに泣けました。
私は普段 映画を見て泣けません。この映画も、CM では泣けると言っていたけど信じていませんでした。しかし、この映画にはとてもこころを動かされました。

(女性/23歳)


共病日記がなかったら決して関わることが
なかったであろう同じクラスの2人が
日記をきっかけに心を通わせ、
僕は「人を信じ、愛する人間に」
桜良は「初めて自分自身として必要されている」と
思えた矢先・・・。号泣してしまいました。
泣き崩れる北村匠海の迫真の演技にも涙が止まりませんでした。

(24歳/女性)


人生何がおきるかわからないなと改めて思い、大事にしたい人は、常から大事にしようと思った。

(22歳/女性)


「君の膵臓をたべたい」が2018年9月に劇場アニメに



小説、実写映画ときましたが、どうやら劇場アニメとして映画になるようです。

2018/8/8時点では未公開の状態なので、原作ファンとしてはぜひアニメにも期待したいところ。






ストーリーは大筋で変わることはないと思わますが、アニメという世界の中でどんな内容となるのか楽しみです。

また映画をみたら更新したいと思います。


八日目の蝉


八日目の蝉 : 作品情報 - 映画.com
角田光代さん原作の「八日目の蝉」。

主演は、井上真央さん(秋山恵理菜[薫]役)、お母さん役に美魔女で有名な永作博美さん(野々宮希和子役)というキャストで挑み、第35回日本アカデミー賞で10冠に輝きました。

優しくて大好きだったお母さんが実は自分を誘拐した犯人という何とも衝撃的な作品です。

誘拐は決して許されることのない卑劣な行為ですが、誘拐犯である永作博美さんに同情せざるをえない部分もあり、何とも苦しくなる映画です。

もしも人生のどん底に突き落とされたときに、そこに天使のように可愛くすがることのできる助けがあったら。。。

道徳と感情の間で揺れ動く2人の心理描写に心動かされる人が多いようです。

あらすじ



赤ん坊の頃に父親の愛人に誘拐され、4歳まで誘拐犯に育てられた恵里菜。
その後、誘拐犯から実の親のもとに戻るが、普通の生活を送れない恵里菜との家族関係は良くない。
心を閉ざしたまま成長した恵里菜だったが、家族をもつ男性との間に命を宿すことになる。
誘拐犯と同じように不倫相手との子供を妊娠した恵里菜は、封印していた過去の記憶と向き合う決意をする・・・

泣けるポイント(アンケートより)


誘拐犯は犯罪を犯していますがとても感情移入できます。
誘拐する子を自分の子の様に大事に育てます。最後は警察に捕まってしまいますがそのシーンはとても泣けました。



手紙


手紙 : 作品情報 - 映画.com
直木賞作家の東野圭吾さん原作の「手紙」

テーマが深く、少し考えさせられる映画です。

私にも兄がいますが、もし兄が自分のために犯罪を犯してしまったらと思うとどうするのか?

自分のためとは言え、兄のせいで自分の人生も狂わされ始めると距離をとるのが普通ではないかと。

そんな難しいテーマに挑むのは、山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカといずれも俳優としての評価た高い方々です。

弟の武島直貴役は、山田孝之さん。

「勇者ヨシヒコ」シリーズといったコメディから「闇金ウシジマくん」のような強面役まで幅広い役をこなしています。

そしてこの「手紙」でも、心の葛藤のなかもがき苦しんでいる直貴を違和感なくこなしている姿はさすがという印象です。


人目を避ける直貴に惹かれる由美子を演じる沢尻エリカさんは、一時、試写会での悪態により大きく評判を落としましたが、その演技力は抜群です。

普段のインタビュー等でみえる映像を見ていると、本当に同じ人?と思えるほど役になりきり、役柄としての強い印象を残す俳優さんです。

そんな演技派の三人が演じる重いテーマの映画は、ぐっと感情が動かされるに違いありません。

あらすじ



常に人目避け、目立たないように過ごす武島直貴は誰にも言えない秘密が。
それは、兄の剛志が弟の大学費用のお金欲しさに強盗に入ってしまう。
しかし、鉢合わせてしまった住人を勢いのあまり殺してしまい、刑務所に入ることに。
そんな兄の影響により直貴は普通の人生を過ごすことができない。
そんな彼にどうしても守りたい存在、由美子と出会う。
彼女との小さな幸せを守るために直貴はある決断するのだが・・・

泣けるポイント(アンケートより)


世の中に犯罪は溢れていて、理解できない凶悪な犯罪も、何かを守りたいが故に犯した罪もある。
どちらにしても犯罪は、許されないことで、犯罪者だけでなく、そこに関わる家族や、沢山の人も巻き込んでしまう責任。
苦しませ、悲しませ、傷付け、壊してしまう罪。
そこに向き合い、葛藤しながら生きていく主人公と、主人公に関わる人達。
この作品を通して、自分自身の人生についても考えさせられ、同時に愛情は、間違った表現では相手を傷付けてしまうことを学び、それでも消せない家族という存在と想いに涙が出ました。

(女性/29歳)



永遠の0


永遠の0 : 作品情報 - 映画.com
「永遠の0」は、2013年12月21日に公開された日本映画です。

もともと放送作家として活躍中だった百田尚樹さんデビュー作として発表された「永遠の0」が原作。

現代の青年が零戦(ゼロセン)パイロットだった祖父の戦死の謎を調べていく中で、戦争の不条理と向き合っていく姿が描かれた作品です。

主演の宮部久蔵役はジャニーズでも演技力の評価が高いV6の岡田准一さんで、映画は第38回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞しています。

現代の青年役は三浦春馬さん。

監督は、泣ける映画として後述でもご紹介する「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴さんというのも注目です。

小説は530万部を超え、映画の興行収入も86億円を突破と多くの人に認知されている作品です。

また、テレビでもテレビ東京開局50周年特別ドラマ(主演:向井理さん)として三夜連続で放送され、大きな反響を呼びました。

戦時中の人間模様や心の葛藤など考えさせられる部分が多く描かれており、見ていくうちにどんどん感情移入してしまう作品です。

作品としては、映画では大ヒットしたこともあり、芸能界、政界など多方面からコメントが出されており、その評価も大きく別れています。

とても感動的に描かれていることから、一部では美化されている部分があるという指摘もあります。

戦争の真理をこの映画で考えるよりも、泣ける映画として純粋に楽しむのがおすすめです。


あらすじ



ある日、今の祖父とは血のつながりがなく、血縁上の祖父が(宮部久蔵)いることを知る。
宮部は太平洋戦争で零戦パイロットとして戦い、終戦直前に特攻出撃により戦死していた。
そこで血縁上の祖母について調べ始めたところ、かつての戦友はみな彼のことを、生きて還ることに執着した臆病者と非難した。
臆病者とされていた宮部が、なぜ特攻に志願したのか?
その疑問を解くために話を聞いていくのだが・・・

泣けるポイント(アンケートより)


最後のなぜ祖父が特攻隊に志願したのか、なぜ血が繋がっていない祖父がいるのかを主人公が知ったときに泣けました。
生きる理由と家族愛をとても感じることができて泣けました

(男性/21歳)



ALWAYS 三丁目の夕日


ALWAYS 三丁目の夕日 : 作品情報 - 映画.com

「ALWAYS 三丁目の夕日」は、ノスタルジーな雰囲気を全面に押し出した映画です。

昭和33年の古きよき日本を舞台に、家族の触れ合いを描いた心温まる人情ドラマで、公開は2005年11月5日。

主演は吉岡秀隆さん。

吉岡秀隆さんといえば、国民的泣けるドラマの「北の国から」の純くんが最も有名ですね。

その他にも「Dr.コトー診療所」と言った多くの泣けるドラマや映画に出演しています。

どこか頼りなさそうに感じる吉岡さんの演技に、感情移入し泣けてしまうといった感じでしょうか。

また「永遠の0」のご紹介でも書きましたが、監督は山崎貴さんで脚本も手がけています。

昭和の懐かしさを想い、人情ドラマに泣ける映画でありますが、昭和を知らない若い年代の方にもノスタルジーが味わえる映画として、ぜひ見ていただきたい映画です。

現代のインターネットが当たり前で家族や友人との関係性が大きく異なる人情味あふれる昭和の時代。

人の本当の心の暖かさをきっと感じることができると思います。

あらすじ



昭和33年、東京下町の夕日町三丁目。ある日、鈴木則文が営む自動車修理工場・鈴木オートに、集団就職で上京した六子がやってくる。しかし、思い描いていたイメージとのギャップに、少しがっかりした様子。その鈴木オートの向かいにある駄菓子屋の店主で、しがない小説家の茶川竜之介。彼はひょんなことから、一杯飲み屋のおかみ・ヒロミのもとに連れてこられた身寄りのない少年・淳之介の世話をすることになるのだが…。


泣けるポイント(アンケートより)


小説家の茶川は最初は乗り気じゃなかったが古行淳之介と共同生活を行って行くうちに仲良くなっていき、クリスマスにはなけなしのお金で万年筆をプレゼントするほど絆を深めていた。
父親が引き取りに来た際に動揺しつつ、実父との方が良い生活ができると淳之介を突き離す。
しかし、自分の意思で戻ってきた淳之介をを家に連れ戻すシーンが泣けました。

(男性/24歳)



無垢の祈り


無垢の祈り : 作品情報 - 映画.com

他の同じように泣ける映画としてご紹介する「無垢の祈り」ですが、かなり異質です。

幼児虐待や殺人といったかなりショッキングな内容が含まれるため、一切受け付けられないという人も。

そんため、感動で泣ける映画や切ないなどの感情移入による泣ける映画を求めるいる方は、この映画は見ないほうが良いです。

自主制作映画でかつR18+指定で日本では2016年9月に公開された映画ですが、配給会社も決まらず日本での公開が危ぶまれるといったこともあったようです。

映画は、日常では蓋がされてきたような幼児虐待をリアルに描いており、ただただ悲惨な展開が続きます。

主人公の9歳の女の子が救いを求める姿に心が突き刺さるような思いになり、終盤のストーリーに堰を切ったように涙が溢れてくるはずです。

見終わった後、後味が悪くなる人も多いでしょうが、ただリアルな現実を受け止めるきっかけにもなる映画です。

見る前に、ある程度覚悟した上でご視聴いただくとよいでしょう。

あらすじ



主人公フミは、虐待を繰り返す父と新興宗教にのめり込む母と暮らし、学校では陰湿ないじめを受け、どこにも逃げ場の無い苦しみの中で生きていた。
そんなある日、フミは自分の住んでいる町で連続殺人事件が起きているというニュースを見る。
フミは、「殺人鬼」に助けを求めるために殺人現場を訪ねてはメッセージを残す旅を始めた。

泣けるポイント(アンケートより)



絶望に溢れたフミの小さな世界で、フミは救いを求めて必死に旅を続ける。
その中でさえ虐待からは逃れられず、味方であったはずの母にさえも虐待を受けることになる。

フミにとって、救いとは何だろうか。
フミは残酷な境遇の中で死んでいくのではなく、「殺人鬼」にすがることで生きようとした。
このフミの行動によって引き起こされたラストシーンに、涙がこぼれた。

(女性/21歳)



しゃぼん玉


しゃぼん玉 : 作品情報 - 映画.com

2017年3月4日に公開された乃南アサさんのベストセラー小説が原作の日本映画。

この映画の原作「しゃぼん玉」は、2017年の泣ける本特集などで必ず挙げられる小説です。

愛情を知らずに育った一人の少年が、おばあちゃんとその周りの温かい心にふれるうちに人間らしい心を取り戻していくヒューマンドラマが描かれています。

派手さはありませんが、心に染み入る映画です。

心が荒んでいた伊豆見が改心していくさまは、見ている人に感情移入せずにはいられず、最後にはいつの間にか応援してしまっている自分がいます。

日常に少し疲れて元気が欲しいときなどに見ると、見終わった後に心が頑張ろうって気持ちになれます。

人気急上昇中の林遣都さんの心惹かれる演技にも注目です。

あらすじ



親に見捨てられ、女性や老人ばかりを狙った通り魔や強盗傷害を繰り返し、自暴自棄な逃避行を続けていた伊豆見(林遣都)。

逃亡中だった彼は、宮崎県の山深い村で怪我をしている老婆スマ(市原悦子)を助けたことから、彼女の家に寝泊まりするようになる。
初めは金を盗んで逃げるつもりだったものの、スマばかりでなく伊豆見をスマの孫だと勘違いした村の人たちが、あれこれ世話を焼いてくる。

さらに、山仕事や祭りの準備を手伝わされるうちに、その荒んだ心に少しずつ変化が。

そして、ある事件がきっかけで10年ぶりに村に帰ってきた美知(藤井美菜)と出会ったことをきっかけに、自らの罪を自覚し始める伊豆見。

今まで諦めていた人生をやり直したい。そう決意した伊豆見は……。

泣けるポイント(アンケートより)




スマが伊豆見に言った「坊は良い子じゃよ」という優しくて温かい言葉、伊豆見の気持ちが徐々に変わっていく様子が胸が熱くなり、涙が出てきました。

(女性/23歳)



西の魔女が死んだ


西の魔女が死んだ : 作品情報 - 映画.com

同名のロングセラー小説(梨木香歩著)が原作の日本映画。

2008年6月21日公開された映画で、『愛と追憶の日々』でアカデミー主演女優賞を獲得したシャーリー・マクレーンの娘である「サチ・パーカー」が魔女を演じたことでも話題になった作品です。

小さい頃、誰しもが思っていた「私は特別な存在」。

しかし、実際には「私は特別」ではなく、「普通の人」。

でも、心の奥底ではいつも一発逆転の「特別な何か」を期待している。

心が弱りきってしまった主人公のまいは、そんな「特別な何か」を期待して魔女の修行に励みますが、それは「特別な何か」を得る方法じゃなくて日常を生きる力を得るためのもの。

自分で進む道を決め、地に足の着いた生活をしていく中で、次第に弱った心が回復していく様や祖母との別れに涙する人が多いようです。

大きな決断はいらない、ただ大小に関係なく自分で決めることが大切だと教えてくれます。

大きな感動というよりも、視聴しているうちに心に元気を与えてくれる、心を洗ってくれる、そんな映画です。

心が追い詰められている方、逃げ出したいのに我慢してしまっている方、心の糸が切れてしまいそうな方、そんな方に見てほしい映画です。

あらすじ



中学に入り登校拒否になったまいは、森で暮らす英国人祖母、"西の魔女"のもとで過ごすことに。
祖母から与えられる"魔女修行"に励んでいくうちに、心が弱っていたまいは次第に元気を取り戻していく。

泣けるポイント(アンケートより)


嫌なことから逃げて生きても、後ろめたく感じる必要はない。
それぞれが生きる場所を選んだだけで、それぞれの日常に生が溢れてる。
そんな事を教えてくれた映画だから。苦しい時に背中をさすってもらってるような映画です。

(女性/26歳)


聖の青春


聖の青春 : 作品情報 - 映画.com

「聖の青春」は、ノンフィクション小説を原作とした映画です。

病に冒されたプロ棋士が、勝負の世界でもがき苦しみながら懸命に生きる姿が描かれています。

またこの映画の主人公である村上聖さんを演じたのは、実力派俳優の松山ケンイチさんですが、この役作りのために20kg体重を増やして挑んだそうです。

映像を見てもらうとすぐに分かるのですが、「特殊メイクしているの?」と思うくらい容姿が変わっています。

また、村山聖さんのライバルとして登場するのは天才棋士で2018年に国民栄誉賞が授与された羽生善治さんです。

前人未到の永世七冠など数々の記録を残している羽生善治さんですが、その羽生さんを演じたのは俳優の東出昌大さん。

普段、どちらかというと俳優として厳しい評価を受けることの多い東出さんですが、実在する羽生さんと瓜二つと評価されるほどの演技も話題になりました。

ノンフィクションだからこそ、だからこそ壮絶な戦いにリアリティがあり、決して派手さはありませんが見る人の心を震わせる映画です。

もちろん将棋を知らない人でも、その世界に入り込めるような世界観があります。

将棋の好き嫌いに関係なく、泣ける映画なのでぜひチェックしてみてください。

あらすじ



1994年、将棋のプロ棋士・村山聖(さとし)七段は、将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指す。
15歳の頃から10年間弟子入りし同居していた森師匠の元を離れ、上京しようとしていた。

聖は幼少期より「ネフローゼ」という腎臓の難病を患っており、家族や仲間は反対する。
しかし、幼いころから何をおいても将棋にかけてきた聖を見ている森師匠は、背中を押す。

東京に引っ越してからも実直に将棋に聖だが・・・

泣けるポイント(アンケートより)



自らの命が決して長くはないことを知りつつも、健康な人ですら血を吐くような厳しい将棋の世界。
名人になるという信念のもとに必死に生き続ける主人公村山聖の生き方、彼を取り巻く家族や師匠、将棋のライバルでもある友人たちのやさしさ、強さ、そして残酷さ、そんなものを感じられます。



いま、会いにゆきます


いま、会いにゆきます : 作品情報 - 映画.com

市川拓司さんのベストセラー小説を映画化した映画です。

2004年10月30日に公開された映画ですが、現在でも最も泣ける恋愛映画として挙げる人も多くいます。

また恋愛映画ではありますが、家族の絆も描かれており、2つの視点から心打たれる映画です。

ファンタジー要素が含まれる箇所が多分にありますが、ただ純粋に愛おしい人との生活、かけがえのない生活を守る姿に心打たれます。

死んでしまったはずの澪を演じるのは竹内結子さん。

亡くなったはずの妻が目の前にいるという不思議な体験をしつつも、愛する妻がいるその幸せを噛みしめ必死に守ろうとする巧を演じるのは中村獅童さんです。

最初に原作本が泣けることで話題になりましたが、その小説の世界観を壊すことない2人のせつない演技に心打たれます。

か細い糸の上で、次の日には妻がいない現実が来てしまう、そんな不安を抱えながら日常を送る家族の姿に涙腺崩壊してしまいます。

当時、大ヒットした映画ですが、時代をあまり感じさせない構成になっているので、今の若い方たちが見ても必ず泣けます。

泣ける恋愛映画の代表作、見たことがない人はぜひチェックしてみてください!

あらすじ



妻に先立たれ、6歳の息子と暮らす秋穂 巧(あいお たくみ)の前に、亡くなったはずの妻の澪(みお)がある雨の日、森の中に現れた。
しかし彼女は一切の記憶を失っていた。
死んだはずの妻が現れ戸惑いながらも巧たちは妻をやさしく迎え入れ、三人のちょっと不思議な共同生活が再び始まる。
そして、三人の心に生涯消えることのない、ある大切な宝物が残されていくことになる…


泣けるポイント(アンケートより)



学生の頃、映画館で見に行き、号泣。
結婚して、子供ができた現在、Netflixで見て号泣。。
ちょっぴり現実離れしたストーリーもありますが、純愛映画として心に響く映画です。
特に、澪の「もう一度 好きになっていきたいの…」というセリフにグッときてしまいました。

(男性/39歳)



邦画は感情移入しやすく号泣必至



アニメや洋画でも泣ける映画は多いですが、邦画がやはり自分に重ね合わせやすく感情移入してしまう映画が多いように思います。

また日本人らしい感覚というのも洋画にはない独特の感覚があって泣ける要素になっています。

派手さはない心に染みる映画を、ぜひ堪能してください!

よろしければ、評価をお願いします。

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