もし、あなたに何かあったとしても『死にたい』なんて言わないでください。

母親のこと
私は今、15歳です。

中学校を卒業し、高校も決まりました。

そんな私が、中学時代に体験した話です。

私はクラスで軽いいじめにあっていました。

誰が助けてくれることもなく、ただただ悪口を言われ、無視をされる。

そういう『いじめ』でした。

そんな私は、今日も1人‥

クラスにいても誰とも話さない。

それが当たり前になってきた頃でした。

私は、日記をつけ始めたんです。

人を傷つけないように、日記に書いてストレスを発散しようと考えました。

ーーーーーーーーーーーーーーー

1日目

「今日は無視された。辛い辛い辛い。どうして私なの?助けて、助けて。幸せになりたい。」

ーーーーーーーーーーーーーーー

2日目

「今日もやっぱり無視された。辛いよ。私がいなくなればいいのかな?」

ーーーーーーーーーーーーーーー

3日目

「もう辛いよ。疲れちゃった‥。こんなになるなら死にたい。私なんて要らないでしょ?必要ないでしょ?」

ーーーーーーーーーーーーーーー

こんなことばっかり書いていました。

それでも辛い時は、1人で泣いていました。

そんな時、日記が母にバレてしまいました。

昔、『私の母は子供が出来ない』と言われていたそうです。

『それでもいいよ』と父が言い、結婚したと聞きました。

そんな時、母が言ったんです。

「子供ができないって言われた時、凄い悲しかった。

でも、あなたがお腹にできた時、こんなにも幸せな事無いってぐらい嬉しかったの。

なのに、お腹を痛めて産んだのに、どうして『死にたい』なんて言うの?」

それを聞いた時、私は泣いてしましました。

「何があってもお母さんはあなたの味方。

あなたがどんなことをしたって、嫌いになることはないし、責めることもないのよ。

私の娘は、あなただけだもの。」

そう笑顔で言ってくれたんです。

『その時、こんなに愛されてるんだ。』

『私は生きてるだけで、ここにいるだけで幸せなんだ』

って、思えました。

もし、あなたに何かあったとしても『死にたい』なんて言わないでください。

少しでも両親の気持ちになって考えれば、『バカなことしちゃいけない』って、思えるはずです。

お母さん。

心配かけてごめんね。

そして、ありがとう。

いつまでたっても忘れることのない出来事です。

よろしければ、評価をお願いします。

一緒によく読まれる話

あなたにおすすめの話

泣けるランキング

すべて見る

お気に入りランキング

すべて見る

最近登録した話

すべて見る