何があっても、お母さんはあなたの味方です

母親のこと
大学の時、私は実家を離れて一人暮らしをしていました。

一人暮らしに慣れて、なかなか実家に帰らずじまいでした。

ある日、まだ講義を受けている時間に、母から電話がかかってきて、

「今、アンタの下宿先にきてるから、はやくかえっておいで。」

と言われました。



私はちょうどそのころ、男に二股かけられ、あげくの果てに、授業もいそがしく、友達には裏切られ、精神的にまいっていて、イライラしていました。

私は母に、

「どうして連絡ナシに、急にくるの?!私だって予定があるのに!もう、かえって!!」

と、言ってしまった。

家に帰ると、机の上に母が実家から作ってきたお弁当とおこずかいと手紙。

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暖めて食べなさい。

体に気をつけて頑張るんですよ。

何があっても、お母さんはあなたの味方です。

                 母より

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私に、何かがおこったというのを、多分感ずいたのでしょう。

その手紙と、手作りのお弁当を見て、大泣きしていました。

あとから弟から聞いた話では、母は目を真っ赤にして帰ってきたそうです。

そんな私も、卒業して、地元に就職。

ケンカも未だにするし、八つ当たりもしちゃうけど、お母さんの子で、良かった。

いつか親孝行できるようにがんばるね。

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