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娘の結婚披露宴でメッセージを伝えるはずが、なぜかピアノの前に座る父親。
ピアノなど弾けないはずの父親の行動に娘はけげんな表情を浮かべます。
父親が不器用な手つきで弾き始めたのは「パッヘルベルのカノン」。
この曲は、今では亡くなってしまった母親が娘がまだ小さい頃に教えてくれた思い出の曲。
映像では、1人で音楽教室に通って母娘の思い出の曲を必死に練習する父親の姿も描かれています。
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東山堂という書籍販売や楽器販売、音楽教室などを運営している会社のプロモーション動画です。
父娘の話は、泣けますね。
多くの父娘は、どうしても距離ができてしまうものです。
その間を埋めるの母親だったりするのですが、その母親がいなくなったとき、その距離を埋めてくれる人が誰もいなくなります。
でも、そこには決して愛情がないわけではなく、ただ愛情を伝え合うことができないだけ。
娘に対して素直になれない、父親に対して素直になれない。
でも、少しだけ、ほんの少しだけ小さな1歩を縮めることができれば、その距離はグッと近くなる。
伝えることができなくて溢れんばかりに溜まっていた愛情が堰を切ったように、一気に溢れ出す。
結婚式は、新郎新婦二人の門出を祝うだけでなく、すれ違っていた道をぐっと引き寄せる良いきっかけになるのかもしれませんね。
この動画、とても泣けました。